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執事の置き手紙

ninoyaという会社で執事業務にいそしむ毎日です。

旬と緑とスナップエンドウ

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初めて得意だと思えた料理は煮物でした。

 

野菜を刻み、肉を切り、油で炒め、水と調味料で煮る。

 

手順を追えば一定の味が整うそれは、並行して作業を行うことが苦手な僕にとって理解しやすいものでした。

 

中でも冬に作る筑前煮はたまりません。

 

時季ものの蓮根、人参、椎茸に鶏肉。鰹と昆布の出汁で煮れば、主菜にも酒菜にもなる一品。

 

忘れてはいけないのがインゲンに変わるスナップエンドウ

 

夏のインゲンに変わり冬から春が旬のスナップエンドウを加えることで、器は季節をまといます。

 

そんな隠れた主役は、決して人気のある野菜ではないようです。少なくとも僕が通う最寄りの駅のスーパーでは。

 

線が細くなったインゲンよりも、今にも身が弾け出そうなスナップエンドウには手を伸ばさずにはいられない魅力を感じます。

 

旬の時期は短いもの。

 

さて、どう調理したものか。次に訪れた時に買おうかしらと思うもつかの間、時間はあっという間に過ぎていきます。

 

旬は見過ごすものではなく掴むもの。

 

なまじ勝ち戦を経験していれば、きっと次も同じように勝てるだろう。そうして旬を逃す例は枚挙に暇がありません。

 

その手をすっと通りすぎてもまた訪れる。やがて巡るその時に、じっと土のなか力を蓄えるのも一手。

 

大切なものは今が「旬」だと見極める目。