執事の置き手紙

ninoyaという会社で執事業務にいそしむ毎日です。

ゆく年くる年インターネット #HyperlinkChallenge2015

隠居系男子の鳥井弘文さん発の「ハイパーリンクチャレンジ2015」。

inkyodanshi21.com

 

いろいろなライターやブロガーさんが「わたしの好きな記事」を発表されていて、素敵な企画だなーと遠巻きに拝見していたら、青柳美帆子(id:ao8l22) さんからバトンをいただきました。

 

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まったく別の世界線の話だと思っていたので多分こんな感じで記事を見ていました。感謝を込めて記事紹介へと移る次第です。

 

今年いちばん面白いと思った記事

ご覧になったひとが多いであろう記事で恐縮ですが、こちらが本年No.1でした。年の瀬にすごい対談が出てきたなと。

www.4gamer.net

ひとことで言えば現状の問題を定義してその最適化を図るという話ですが、そこに対する技術と知識の深さ、チャレンジ精神、なにより人に対するあたたかい眼差しを感じずにはいられません。

故人の話は美化されがちと訝る方もいるかもしれませんが、そうした前提があってなおこれだけ深いエピソードが出る事実そのものが岩田氏のお人柄を物語っています。

自身はいったい何のために仕事をしているのか?と氏の姿を通して問われます。

対談の雰囲気をリアルに誌面に書ききったライターの能力もまた評価されて然るべきでしょう。

 

次点で面白かった記事

企画の趣旨が埋もれがちな記事の発掘であれば、個人的にぐっと来たものも紹介したい次第です。

 

社会との接点を探し続ける、長く苦しい道のり | blog.daichisakota.com

僕も起業して当初、お仕事をさせていただくクライアントからしばしば「うちに来ないか?」と誘いを受けました。正直なところ世に形を残す仕事をするのであれば、お引き受けするべき話もありました。では、なぜそれでも自身の会社で仕事をしたいのかと問われれば、筆者が書かれる社会との接点の折り合いがそこにあったからです。

 

d.hatena.ne.jp

同様にこちらは就職に関する記事。起業して以降、独立や就転職の相談をいただくことが増えました。人様に語れるようなキャリアを持ちあわせてはいませんが、僕が答える内容の大半はここに書かれています。それくらい網羅的であり含蓄のある記事です。世の中は思いのほかバイトや派遣からでも道は開けます。

 

rentwi.textfile.org

結城浩さんもまた示唆に富む記事を書かれるお一人です。中でも「コミュ障」の話は秀逸です。「コミュ障」とは本当にコミュニケーション障害なのか。実際は相手の視点に立つ努力から逃げているだけなのではないかと、厳しくもやさしい目線でその真意を伝ています。コミュ障を自称するあなたへ。

 

infow.hateblo.jp

仕事関連でもひとつ。Webマーケティングにおいて本当に大切なことはキーワードがどうとか、descriptionがどうとかいう話ではないんですね。「検索とは自分が知っている言葉で自分の知らないものを探す行為」の一言に想いが込められています。分かる人には分かる記事だと思います。

 

zuisho.hatenadiary.jp

共感力。別名「空気を読む力」ですが、僕自身この「空気を読む力」というのがえらく欠けている自覚はありまして。そんな中、言語化の達人であるズイショさんがこの問題に触れてくれたことに足を向けて寝られません。空気読めませんで逃げてはいけないですね。日々努力。

 

r.gnavi.co.jp

心というものに想いを馳せるとき、この記事にもぜひ触れたく。ムァキさんといえば僕の世代(1983年)にとっては思い出深い人物です。そんな彼が当時の加熱する報道の裏で、「こんな人間じゃないのに」と気持ちが暗くなったと語る本記事は、周りのひとを大切にすることと、ありのままに生きることを教えてくれます。

 

www.shodensha.co.jp

最後がマンガですね。高野雀さんの短編の無料公開版です。僕は高校生のころから服が好きで、自分には似合いもしない裏原系の服ばかりきてはくすくすと周りから笑われていました。それでも今でも服が好きなのは、好きな服を着ることが自分を生きることだと思うからです。そんな気持ちを再度教えてくれた短編です。

 

自分が書いた好きな記事

aatoku.hatenablog.com

男性の服に関する記事はいまいち的を得たものが少ないので書いてみたのですが、ちらほら反響をいただいたのでそのうち続編を書いてみたいなと思っています。

 

もしもバトンを渡すなら

企画の期限がおわっているようなのでバトンを置きたいと思いますが、もしつなぐならこのお三方に送りましたという覚書です。

 

それではよい年をお迎えください。また来年も素敵な記事に出会えますように。