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執事の置き手紙

ninoyaという会社で執事業務にいそしむ毎日です。

きみに無能の札を貼れるのはきみだけだから。

仕事においては往々にして有能か、無能かという評価の札を貼られる。

 

有能の札が貼られれば賞賛の声。

無能の札が貼られれば叱咤の声。

 

でも、ある場所において無能の札が貼られたから、その人の能力が無能なのかといえば必ずしもそうではない。 

 

そこには頭の良いフリができるか。自分が勝てるステージに物事を載せられるか、といった処世も多分に含まれる。

 

なにより厄介なのは無能という札を貼られた本人が「私は無能なのだ」と思い込んで無能スパイラルに嵌ることではないだろうか。

 

そんな状態は組織にとっても本人にとっても望ましいものではないはずなのに、今日も私は無能だと呪詛のように言い続け能力を発揮できない人がいる。

 

そうして一度背中に貼り付いた無能スパイラルは、組織を出たあとも本人をべっとりと覆い厄介この上ない。

 

外野から「きみは決して無能ではない」といくら伝えども、本人が「私は無能だから」と思い込んでしまっている。

 

ある組織、ある場面においての評価など、個人がもつ多面性の一部でしかない。決してその評価に一喜一憂せずもっとも自身のよさを発揮できる領域を探しつづけるほかにない。あきらめず、投げ出さず。

 

どれだけの言葉をかけようとも他人が他人を救うことはできない。

 

同じように、自身が自身の能力をあきらめない限り、必ずそれを発揮できる場所に出会える。

 

だから、きみ無能の札を貼りたもうことなかれ。

 

きみに無能の札を貼れるのはきみだけであり、それ以外の札など取るに足らないものだから。